VAPEリキッドの自作


敷居は低いが危険度は高い

日本語対応+Paypalのおかげで、海外からの個人輸入はとても簡単になりました。
ニコチン100mg/mlなんていう危険物がそれはもう普通に届きます。
簡易的なプチプチ梱包で致死量0.5~1g(Wikipedia)の毒物が普通に届く恐怖。
濃度100mg/mlの場合、5ml~10mlで致死量となる危険物です。
ペロッでギリ、ゴクッなら大人でも確実に死にます。
まともな神経なら家に置いておくような代物ではありません。
通常は安全のために最初から薄まったものを買いましょう。
たとえ薄まったものでも、子供がいる家庭やアホがいる家庭では
鍵をかけて安全に保管するなど、取扱いに充分な注意が必要です。
文字通り舐めてはいけません。

必要なもの

とりえずの器具は100円ショップで揃います。
自分の場合、最初は20mlのユニコーンボトルで直に作っていました。
ベースリキッドを変えたら、ボトルの口が以前より大きく、
直に注ぐことができなくなったので、100均でガラス製のビーカーを買いました。
当初は100均のシリンジを使い、ニコチンを計測していましたが、
針の径が細すぎて、粘度のあるものはとても苦労します。
そのため、現在は100均で買った目盛り付きのスポイトを使っています。
本当は理科の実験で使うようなガラス製のスポイトが欲しいところですが、
適度なサイズ&価格のものがなかなか売っていません。
現在の状況をまとめると以下のようになります。


空ボトル

HiLIQからニコチンベースを購入する際、ついでに20mlの空ボトルを購入。
これはサイズや柔らかさがとても使いやすく、持ち運びにも最適です。
スライドリキチャのARESはもちろん、NIXONもこれでいけます。


香料(フレーバー)

T&Mの食品用フレーバーを使っています。
価格も10mlで100円~と格安なので、ついつい多くの種類を揃えたくなります。
同じ香りでも「エッセンス・フレーバー・オイル」の3種類があり、
それぞれの用途がサイトに掲載されています。
要約すると、
 エッセンス:揮発性が高く耐熱性が無い
 オイル:完全油性で強熱がかかる食品に最適
 フレーバー:2つの中間、水溶性で耐熱性あり
以上のことから、VAPEリキッドには「フレーバー」が最適かと思われます。


<購入先まとめ>
ベース液:Amazon
香料:T&M
ビーカー・スポイト:100円ショップ

スティーブ

ベース液は無臭ですが、ニコチンと香料は揮発成分の嫌な匂いがします。
揮発成分を飛ばして、液体同士を馴染ませることを「スティーブする」と言い、
いろいろな方法が提案されていますが、
ガラス製のビーカーで作る場合は比較的簡単です。
ビーカーが浮かない程度のぬるま湯に浸け、湯煎しながらしばらくかき混ぜれば、
嫌な匂いの揮発成分はすぐにとびます。
温めすぎると黄色くなったりするので、
たまに匂いを嗅いで適度なところで止めましょう。
ボトルに移し変えて一晩も置けば、嫌な匂いはなくなっているはずです。


自分用のメモ

ニコチン計算(100mg/mlを使用した場合)
総量ニコチン濃度ベース液ニコチン液
20ml
10mg/ml18.0ml2.0ml
5mg/ml19.0ml1.0ml
3mg/ml19.4ml0.6ml
10ml
10mg/ml9.0ml1.0ml
5mg/ml9.5ml0.5ml
3mg/ml9.7ml0.3ml

香料計算(一滴を0.04mlとした場合)
総量香料濃度投入量香料
20ml
0.10.2ml5
0.20.4ml10
0.30.6ml15
10ml
0.10.1ml3
0.20.2ml5
0.30.3ml8

あくまで自分用のメモです。
ニコチン濃度の計算はいろいろな人が便利なツールを公開していますし、
HiLIQにも一覧表が掲載されています。
ニコチンは量を誤ると危険なので、慎重に。

香料の濃度は好みの問題なので一概には言えませんが、
アップルやブルーベリーなどの軽めのフルーツ系は0.3%程度、
キャラの濃いバナナや紅茶などは0.2%くらいが目安です。

<後日追記>

いろいろと間違っているとの指摘が多数寄せられました(嘘)
訂正してお詫びいたします。

世間ではどうやら
・フレーバー一滴の量は0.05ml
・リキッドに占めるフレーバー濃度は8~12%
らしい

これが正しいとなると、「自分用メモ」ではあまりにも薄すぎる。
10%も入れるとなると、ベースから計算がおかしい。
香料を加味した総量で計算し直さないといけなくなる。
HiLIQの香料原液売ってるページにも「8~12%」がちょうどいい
みたいなことが書いてある。

 参考:HiLIQ香料原液

香料にもよるだろうけど、これはほんとかい?
10%っていくらなんでも濃すぎるよね…
まぁ結局のところ、好みの問題になるから、
少量から試して、好きな濃度を見つけてくださいな。





vapeブログにするつもりはないんですよ、ほんとに。

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